辛い時、悩んだ時、苦しい時、どんな時でも手に取りたくなる本があります。その名も『あなたは絶対運がいい』。このブログを読んでいるあなた、何かと戦っているあなた、全ての人に贈る一冊を紹介します。本作は、人気作家浅見帆帆子さんが綴った『あなたは絶対運がいい』シリーズの第2作目。第1作目はまだ読んだことがないという方は、私たちが以前にアップした動画で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
初作は、モチベーションが下がった時、いつでも手に取りたくなるような一冊でした。それが今作、続編では家の各部屋に1冊ずつ置いて、いつでも読めるようにしたいと感じさせる一冊です。落ち込んだとき、失敗したとき、夢を諦めそうになったとき、そんなあなたを助けてくれる一冊なのです。
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起こることはあなたの意識が引き寄せている
初めに伝えたいことは、「起こることはあなたの意識が引き寄せている」という事実です。要するに、これは「引き寄せの法則」という思考法を指します。この理論では、楽しい出来事が起こるのは、楽しそうに行動しているからです。つまり、逆の視点から捉えると、我々は始めから楽しむべきだということなのです。
例えば、あなたが大きな悩みを抱えていたときのことを思い起こしてみてください。そんなとき、あなたの頭の中はその悩みで満たされ、何をしても楽しむことができなくなるでしょう。私自身も悩みに満ちた時期があり、その時はまるでネガティブの塊のようになってしまいました。そうした悩みを持って日々を過ごしていると、周囲の人たちはそれに気付き、同様に悩んでいる人が近づいてきます。つまり、常にネガティブな言葉を口にする人の周りには、同じようなネガティブな人が集まるというわけです。こういった状況が、さらにネガティブな環境と人々を引き寄せてしまうのです。
一方で、あなたが楽しげに過ごしていたとします。そんなあなたを見た周囲の人々は、何かいいことがあったのかなと思うでしょう。また、いつも笑顔でいる人と話すのは基本的に心地良いものです。その結果、周囲の人々もあなたに対して明るく、前向きに接するようになります。つまり、楽しいことが起こるのではなく、楽しそうに行動するからこそ、いいことが起こるのです。
ちなみに、私は家族と過ごす時間が最も楽しいと感じています。だからこそ、楽しい気分を感じる機会を増やすために、それを日常生活に取り入れています。たとえば、パソコンのデスクトップや携帯の待ち受け画面に家族の写真を設定することで、楽しい気分を引き出せる機会を増やしています。また、ネガティブな日々が続きそうなときには、この「スイッチ」を切り替えて気分を上げるようにしています。
この引き寄せの法則を試すことには一切のリスクがありません。まずは試してみて、もし自分に合っていたらそれはラッキーです。もし合わなければ、単純にやめればそれで良いのです。ただそれだけのことです。何のデメリットもありませんから、ぜひ試してみてください。
考えただけでワクワクすることを設定する
次にお伝えしたいのは、「考えただけでワクワクすることを設定する」という考え方です。これは、あなたが考えただけで心から、そして無条件でワクワクすることを特定することです。この「無条件」という部分が重要なのです。何故そう感じるのかは分からないけれども、ただ単にその考えが心を躍らせる。そんな夢を設定してみてください。
ただし、重要な注意点があります。それは、その夢や目標が他人や社会の常識が作り出す「一般的な幸せ」であってはならないということです。例えば、「一流企業に入った方が安定するから」や「みんなが家を所有しているから、自分も持っていた方が良い」といった理由でその目標を設定してしまうと、それはただあなたが自分に対して言い聞かせているだけの可能性があります。また、それはあなたの真の望みでなく、他人の期待や社会的な価値観に基づく可能性もあります。
話は変わりますが、最近私が読んでいる漫画「ブルージャイアント」には、この考え方と共通するエピソードがあります。主人公の大和はサックスを始め、日々練習を重ね、仙台から一人で東京へ、そしてヨーロッパへと足を延ばし、最終的にはアメリカでジャズを学びます。彼の目標は、世界一のジャズプレイヤーになること。この夢を彼は初心者の高校生の頃からずっと追い続けています。ある時、彼が仲良くなった女性から「なぜ世界一のプレーヤーになりたいの？」と問われますが、彼の答えは「分からない」でした。このエピソードから感じるのは、真に自分が実現したい夢は、それがなぜそうなりたいのかという理由を超越し、まさに無条件に心を躍らせるものだということです。
それでは、あなたの無条件でワクワクする夢や目標は何でしょうか？思い描いてみてください。
どんなに大きな夢でも遠慮せずに設定する
次にお伝えしたいのは、「どんなに大きな夢でも遠慮せずに設定する」という考え方です。まず結論からお伝えすると、どんなに大規模な夢でも遠慮せずに設定してください。これは単純に、大きな夢を持つ方があなたにとって利益となるからです。
具体的な例を挙げて説明しましょう。もし原始時代に生きていた人が突然、「私はテレビというものを作ろう」と思ったとします。実際には、これは絶対にあり得ないことですよね。これは、私たちが何かを考えたり思いついたりすることが、その人自身の価値観や現在の知識、技術水準などに基づいているからです。つまり、あなたが思いついたことは、あなたがその実現を可能だと感じるからこそ、そのアイデアが生まれるのです。
だからこそ、あなたが思いついた夢を、「やはり私には無理だから」といった理由で自己制限してしまうと、その実現可能性もその制限までに縮小してしまいます。それ以上の可能性を追求することができなくなってしまいます。これは、非常にもったいないことではないでしょうか？
夢を大きく設定することは誰にも迷惑をかけるものではありません。ですから、せっかくの機会ですから、大きな夢を設定しましょう。誰の迷惑にもならず、やっておけば何も損はありません。
夢を実現させるためのコツ
次にお伝えするのは「夢を実現させるためのコツ」についての話です。これはかなり面白いアプローチで、具体的なやり方としては、「夢がすでに実現した後に起こるであろうことを、先に実行する」というものです。
詳しく説明すると、まずあなた自身の夢が現実になった場合、次に何が起こるかを想像します。そしてその次に起こるであろうことを、実際に先に行動に移すのです。なんと、この方法を試した人々の中には、その後夢を実現した人がたくさんいたそうです。
例えば、「あの会社に入る予定だから、その会社の近くに引っ越す」や、「将来独立したいから、自分の店の見取り図を書き始める」、さらには「ある仕事がしたくて、その仕事への依頼が殺到するはずだから、まだまともに描いたことがない描き方を学び始める」など、これらの事例が報告されています。
この方法は、全ての夢や状況に適用できるわけではないかもしれません。しかし、可能であれば試してみる価値があると思います。どんな夢でも、実現するにはそれなりの努力や時間が必要です。それが難しいことであったとしても、夢が実現した後に何が起こるかを考え、それに基づいて行動に移すことで、夢が実現することがあるのです。
おそらく、この方法を試せる人は、「自分は絶対に夢を実現できる」と強く信じている人々でしょう。夢が実現したことを想像し、その興奮に駆られて先走って行動に移す人が多いようです。驚くことに、この方法で夢を実現できた人は少なくないのです。
ここで注意したいのは、「時間がないからできない」とか、「いつかやる」と言う人がいますが、実はそれは言い訳に過ぎないということです。本当の問題は「できるかできないか」ではなく、「やるかやらないか」なのです。私の見解としては、夢を追い求める際には、前向きな行動が何よりも重要だと思います。
まとめ
以上が、夢の設定とその実現について私が伝えたかったことです。この終わりに、アニメ「ブルーロック」からのエピソードを共有させてください。この作品は、全てが競争の世界であるサッカーを描いたアニメで、興味深い洞察が散りばめられています。
このアニメでは、生き残りをかけた試合で最後の最後に「運の差」で負けてしまった主人公がいます。彼はその結果を「運の差でしか勝てなかった」とライバルに言われ、納得できませんでした。
しかし、このアニメでは運を次のように解説しています：その運は、主人公のライバルが勝つために最後まで行動を起こし続けた結果、手に入れることができたものだったのです。
つまり、運はただの偶然ではなく、結果として手に入るもので、それは「行動」に集約されるのです。
さて、私が最後に伝えたいことは、「人間は必ず死ぬ」という事実です。これは避けられない現実であり、私たちはその事実を前に、どのように生きるかを考えるべきです。
大切なのは、生きている間にどれだけの夢を見て、それを追い求める行動を起こせるかです。運は行動の結果として手に入るもの。だからこそ、私たちは行動を起こすことで、自分の運を引き寄せ、夢を実現させることができるのです。
私たちが生きているこの限られた時間の中で、どれだけ行動できるか、どれだけ夢を追い求めることができるか、それこそが運命を左右するのではないでしょうか。
生きているこの瞬間に夢を設定し、その実現のために全力で行動しましょう。そしてその過程で得られる「運」を最大限に活用して、自分の夢を実現させましょう。
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