前頭葉トレーニング:「メンタルモンスターの育て方」〜脳科学の視点からのモンスタートレーニング〜

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メンタルモンスターの育て方」〜脳科学の視点からのモンスタートレーニング〜

私たちは、予測の難しいこの時代において、数多くの課題やストレスと向き合っています。そんな中で、どうすれば強靭なメンタルを持ち、これからの不確実な日々を乗り越えていくことができるのでしょうか。答えは、私たちの脳に秘められています。

脳は、私たちが考える以上に素晴らしい機能と可能性を秘めており、特に前頭葉は私たちの思考や行動をコントロールする中心となる部分です。その前頭葉を鍛え、強化することで「最強のメンタル」を手に入れることができるのです。

脳科学者である茂木健一郎さんが著した「最強メンタルを作る前頭葉トレーニング」では、この前頭葉を鍛える方法が詳しく語られています。私もこの本の内容に深く感銘を受け、今回のブログを通して、その魅力を少しでも多くの方に伝えたいと思います。

特に今回は、ネガティブな思考を撃退し、ポジティブな気持ちで日々を過ごすための3つの方法を紹介したいと思います。具体的には:

  1. 空気を読まずに、自分の中のメンタルモンスターを育てる方法
  2. ランニングを取り入れることで、脳と心をリフレッシュする方法
  3. 自分で決めたことを貫き通す、自主性を大切にする方法

これらの方法について、順番に詳しく解説していきますので、是非最後までお付き合いください。

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メンタルモンスターを育てる方法 – 空気を読まずに

メンタルモンスターを育てる方法 – 空気を読まずに

この方法は、メンタルを強化し、成功を収めるために非常に重要な要素です。文章は、日本の文化における「和の精神」という素晴らしい概念に触れつつ、時にはこれが過度に解釈され、個人が自己表現を抑えてしまう可能性があることを指摘しています。日本の教育制度は、この和の精神を尊重する一方で、個性を奨励することができる環境を提供しづらいことが述べられています。

ある日の対談イベント。始まってから約30分、一人の人物が独自のエネルギーで場を支配していました。その人物は、堀江貴文さん。彼は、30分間という長い時間、一切他の人に話す機会を与えずに、自らの考えや経験を熱心に語っていました。相手の対談者は言葉を挟むすきすらなく、周囲のスタッフたちはその光景に驚きの表情を浮かべていました。

一般的に考えれば、対談とは互いの意見を交わし合うもの。しかし、堀江さんは、周りの「空気」や一般的な常識にとらわれることなく、自分の言いたいことだけを自由に表現していました。そして、彼の語る内容は、非常に興味深く、聞く者の心をつかむものでした。彼のこのような姿勢は、自分の考えをしっかり持ち、それを自由に表現する「メンタルの強さ」の現れと言えるでしょう。

同じように、独自の価値観や考えを持ち、それを世の中に発信し続ける人たちがいます。例えば、片づけのプロとして知られる今麻里子さんと近藤麻理恵さん。彼女たちは、「片づけ」という、一見地味なテーマを持ち上げ、それを通じて人々の生活や考え方に新たな風を吹き込んできました。特に近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」は、英語版も発売され、全米で大ヒット。彼女は片づけの技術を通じて、世界を変えるインフルエンサーとなりました。

また、筑波大学の准教授であり、メディアアーティストや実業家としても知られる落合陽一さんも、独自の考えや哲学を持つ「モンスター」の一人。彼の持つ視点や考え方は、多くの人々に新しい価値観や視点を提供しています。

これらの人々に共通するのは、「空気を読む」ことを過度に意識せず、自分の信念や考えをしっかりと持ち、それを表現し続ける強さです。彼らの存在は、私たちにとっても大きな刺激となり、新たな可能性を見つけるきっかけとなるでしょう。

このメンタルモンスターのアプローチは、他人との関係や環境において賛否両論が生じる可能性があることが指摘されています。しかし、これらの人々は、自分のメッセージやアイデアを自由に表現し、周りの期待にとらわれない姿勢を貫くことで、自己の存在価値を実感し、成功を収めていると強調されています。

ランニング – メンタルへの影響と身体への効果

ランニングがメンタルに与える影響について説明を始めます。ランニングは、メンタルの強化に非常に有益であると指摘されています。研究データによると、定期的に走っている人は、ストレスレベルが低く、認知症の発症率も低いとされています。脳科学的に見ても、ランニングは記憶力を整理し、頭をクリアにし、発想力を高める効果があります。

ランニングは、ウォーキングよりも体の新陳代謝を促進すると説明されています。新陳代謝が活発であれば、体は必要な栄養を吸収し、古い物質を排出できるため、身体の健康を促進します。

また、ランニングがメンタルの強化にも寄与する理由として、ランニング中に無心になれることが挙げられています。走っている際、最初は仕事のことなどを考えることもあるかもしれませんが、一定時間が経過すると、ランナーズハイと呼ばれるフロー状態に入り、集中力とリラクゼーションが同時に存在する状態になることが説明されています。

脳科学的な観点から見て、ランニング中に脳内物質が放出され、これがメンタルへの影響に寄与しています。エンドルフィン、フェネチルアミン、セロトニン、ドーパミンなどの脳内物質が放出され、幸福感やストレス耐性を高め、メンタルを安定させる効果があります。

ランニングは脳のバランスを取り、記憶や思考を整理し、精神のメンテナンスまで行ってくれる理想的な運動であると結論付けられています。ランニングは身体とメンタルの健康に多くの利益をもたらします。

自分で決めたことに取り組む

次に、方法の3つ目として「自分で決めたことに取り組む」方法について詳しく説明します。

まず初めに、皆さんは脳が他人からの命令を受けることでやる気を失うという現象を知っていますか? おそらく、多くの方が「他人から命令されたことをやるのは気が進まない」という経験を持っていると思います。例えば、子供の頃を思い出してみてください。親から「宿題を早く終わらせるように」とか「すぐにお風呂に入りなさい」と言われると、その前に持っていた気持ちややる気が冷めてしまった経験はありませんか?

この現象は実はとても自然なことです。なぜなら、私たちの脳は、強制や命令されることを好まないからです。自分から積極的に何かをやろうとするとき、その取り組み方や学びの深さは全く違います。なぜなら、自らが決めた行動には達成感や喜びを感じやすいからです。反対に、嫌々やることは集中力が続かず、達成感も低くなります。

具体的には、同じ種類の勉強や練習をしても、自分で選んだことと他人から言われたことでは、取り組み方や結果に大きな差が生まれます。実際、子供たちを観察してみると、子供自身の意志で物事に取り組んでいる子と、親や先生の指示だけを待っている子とでは、その後の成績や能力の伸びに明確な差が見られます。

問題なのは、親や教師の指示通りに動いてしまう子供です。彼らは一見優秀に見えるかもしれませんが、実際は他人の指示がなければ動けない状態になっています。そして、このような環境で成長すると、自分で考えて行動する能力が低下し、社会に出ても他人の指示を待つだけの人間になってしまう危険があります。

このような背景から、私たち大人も含め、自分で決めたことを自分の意志でやるという経験を積極的にして、前頭葉(思考や意志決定を司る脳の部分)を鍛えることが重要です。脳科学的に見ても、私たちのやる気は自分で決めたことにしか向かないという事実は、非常に重要な指標であると言えます。

まとめ

今日は、ネガティブ思考を撃退する方法を3つご紹介しました。それぞれ、空気を読まずに自分の中のモンスターを育てる方法、ランニング、そして自分で決めたことに取り組む方法に焦点を当てました。

このブログでは、扁桃体や前頭葉といった脳の基本的な知識から始め、最強のメンタルを構築するための前頭葉トレーニングやネガティブ思考を払拭する方法など、さまざまなアプローチを紹介してきました。もちろん、すべてを実践する必要はありません。ご自身に合った方法を選んで、前頭葉を鍛えることからスタートすることをおすすめします。

また、今日紹介した内容は、このブログの中で触れたことの一部です。さらに深く学びたい方は、紹介した書籍や資料をご覧になることをお勧めします。これらの情報は、不安定な現代社会で自分自身のメンタルを強化し、内なるモンスターを育てる手助けとなることでしょう。

最後に、このブログを通じて新たな知識や視点を手に入れていただき、自分のメンタルを向上させる第一歩を踏み出していただけたなら、とても嬉しいです。不安やストレスがつきまとう現代社会で、自己肯定感を高め、ポジティブな思考を育むことは、自己成長への重要なステップです。是非、自分自身の内なるモンスターを養い、充実した人生を歩んでいきましょう。

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