
【2025年農政の転換点】小泉進次郎農水相の就任で日本の農業はどう変わるのか?
2025年5月21日、日本の「農業の未来」に関わる大きなニュースがありました。
当時の農林水産大臣・江藤拓さんが、「コメを買ったことがない」と発言し、国民の大きな反発を受けて辞任。その後、新しい農水大臣に小泉進次郎さんが就任しました。
この人事は、ただの「交代劇」では終わりません。なぜなら、今の日本では米の値段が上がりすぎて、食卓やお弁当にも影響が出ているからです。
さらに、日本の農業は農家の高齢化や人手不足、そして時代遅れの仕組みなど、いろんな問題を抱えています。
今回の小泉さんの就任は、こうした問題を変えるきっかけになるかもしれません。
この記事では、「なぜ前の大臣は辞めたのか?」「小泉さんは何をしようとしているのか?」「これから日本の農業はどう変わるのか?」を、わかりやすくまとめて紹介します。
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🌾 江藤前農水大臣の「コメ発言」ってなに? なぜ辞めることになったの?
2025年5月18日、江藤拓さんという当時の農林水産大臣が、佐賀県での講演会でこんな発言をしました。
「コメは、支援してくれる人からもらっているから、買ったことがないんです。」
この一言が、大きな問題になりました。
なぜかというと、今、日本ではコメの値段がすごく上がっていて、多くの人が困っているからです。「そんな中で、“買ったことがない”なんてよく言えるな!」と、SNSやニュースでも批判が殺到しました。
特に、毎日苦労してお米を作っている農家の人たちからは、「農業の現実をわかってない」と怒りの声があがりました。
その結果、江藤さんは5月21日に辞表を出し、石破首相がそれを受け取って、農水大臣を辞めることになりました。
政治を解説する須田慎一郎さんは、「この問題は、政府がきちんと対応しなかったミス」だと話しています。特に、スポーツ新聞が一面で大きく取り上げたことで、国民の怒りが一気に広がったのが大きかったと分析しています。
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🧑🌾 小泉進次郎さんが農水大臣に!どんな背景があるの?
江藤さんが辞めたあと、石破首相は小泉進次郎さんを新しい農林水産大臣に選びました。
小泉さんはこれまでに、自民党で**農業や水産業に関わる役職(農林部会長や水産調査会長)を担当してきた経験があります。昔は、農家のサポートをしているJA(農協)**と意見がぶつかったこともあり、「農業を変えたい!」という気持ちを持っていた人です。
政府はそんな小泉さんに「農業改革を進めてくれるのでは」と期待していますが、自民党の中には、
「人気があるからって、大変な役割(=“汚れ役”)を押しつけられたんじゃないの?」
と、心配する声も出ています。
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🎙️ 小泉進次郎さんの会見「今はとにかくコメ!」
新しく農水大臣になった小泉進次郎さんは、就任の会見で「今の一番の問題はコメの値段が高すぎることです」とはっきり言いました。そして、「みんなが安心してコメを買えるように、今ある農業のルールやしくみを一度ゼロから見直します」と強い気持ちを見せました。
でも、農業に関わる**JA(農協)や、長年農政に関わってきたベテラン政治家(=農林族)**との話し合いは簡単ではありません。中には「小泉さんも結局は昔みたいに取り込まれてしまうのでは?」と心配する人もいます。
🔍 これからの課題と“古いしくみ”の問題
日本の農業は長い間、次の3つの力が強く関わって動いてきました。
- JA(農協)
- 農林水産省(国の役所)
- 農業に強い政治家たち(族議員)
この3つがつながって、「農業の世界のルール」を決めてきたのです。
でも今、こんな問題が起きています:
- JA(農協)はもともと農家を助けるための組織でしたが、いまや銀行のように大きなお金(約155兆円)を動かす組織になっています。
- 「コメを作るのを減らそう」という減反政策や、コメの代わりに他の作物を作る転作の補助金などの仕組みも、長く続きすぎて、時代に合わなくなっています。
- 政府がコメを買い取って保管する「備蓄米」や、農家を支える補助金などに年間5000億円以上の税金が使われています。
さらに最近は、**大手スーパー(例:イオン)がアメリカの安くておいしいお米(カリフォルニア産)**を売り出し始めました。
これによって「日本の農業がどんどん弱ってしまうのでは?」と心配する声も出てきています。
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💡 これからの農業改革:「減らす農業」から「増やす農業」へ
これからの日本の農業は、昔のように「コメを作るのを減らす(減反)」のではなく、**もっと効率よく、たくさん作る方向(増反)**に変わっていく必要があります。
もし小泉進次郎農水大臣が本気で改革を進めるなら、次のようなことが必要です。
✅ ① 大きな農地で、少ない人数でもできる農業へ(デジタル農業)
最新の機械やコンピューター(ICT)を使えば、少人数でも広い田んぼを管理することが可能になります。
たとえば:
- 無人トラクターが夜中に動く
- 天気予報と連動して自動で作業する
👉 国はこうした「デジタル農業」にもっと**補助金(お金の支援)**を出すべきです。
✅ ② 農地をまとめて、使いやすくする(農地の集約化)
今の農家は高齢の人が多く、後継ぎがいない問題があります。
だから:
- 農業をやめたい人を支援して
- その土地をやりたい人に引き継げるようにする
👉 こうすれば、使われていない田んぼが減り、若い人も農業を始めやすくなります。
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✅ ③ 山の中の田んぼ(棚田)も守る
山の斜面にある**「棚田(たなだ)」**は、日本の自然や景色をつくる大切な存在です。
でも、機械が入りにくく、農業には手間がかかります。
👉 こうした場所には特別な支援をして、文化としても守っていくことが大切です。
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🌏 世界とのつながりと、農業の「輸出産業」化へ
これからの日本の農業は、「守るだけ」ではなく、**世界に売っていく“攻めの農業”**に変えていくことが大切です。
✅ ① 「ミニマムアクセス米」って何?
これは日本が外国のお米を一定量は買わなければいけない約束のこと。
でも今、日本は自分の米が足りないほどなので、
👉 この制度を見直して、日本の米作りを増やす方向に変える必要があります。
✅ ② 関税をうまく使う
「関税」は外国から安く入ってくる農産物に税金をかけて、国内の農家を守るしくみです。
でも、守りすぎると海外との貿易がうまくいかなくなることもあります。
👉 だから、
- 日本の農産物を世界に売っていく(輸出する)
- 海外からの安い農産物もうまく受け入れる
というバランスの取れた農業政策が求められています。
✅ ③ 農業を“売れる産業”に変える
イチゴや米、和牛など、日本の農産物は世界でも人気があります。
これからは、
👉 農業をただ守るだけでなく、しっかり育てて“世界に売れる仕事”にしていく
そんな“しなやか”な農業の形を、政治や政策が支えていくことが必要です。
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🔚 まとめ:いま、農業は変わるべき時に来ている
これまでの日本の農業は、JA(農協)を中心に、国が農家を守る「昭和型」のやり方でした。
でも時代は変わりました。農業は、守るだけでなく、伸ばす・広げる時代に入っています。
小泉進次郎さんには、お父さんの「自民党をぶっ壊す」という言葉のように、
今の古い農政を“思い切って見直す”くらいの覚悟が求められています。
🌾 農業は私たちの命と暮らしを支える“土台”です。
これからは「減らす農業」から「育てる農業」へ。
「内向きの農業」から「世界とつながる農業」へ。
いま、日本の農業は大きな転換点に立っています。
未来の食卓を守るために、政治の決断と国民の理解が必要です。
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