橘玲『新・貧乏はお金持ち』要約|マイクロ法人で節税・手取りを増やす方法を徹底解説

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💥「搾取されるだけの人生」に終止符を。

橘玲『新・貧乏はお金持ち』の衝撃の提言とは?

「働いても働いても手取りが増えない…」
「給料は据え置きなのに、税金と保険料だけが上がっていく…」
そんなモヤモヤを抱えているサラリーマンにこそ、ぜひ読んでほしいのがこの本。橘玲氏の『新・貧乏はお金持ち』は、日本に生きる私たちが知らず知らずのうちに**“現代の年貢農民”になっている現実**を暴き出し、そこから抜け出すための“裏ワザ”を提示してくれます。

その鍵は、なんと「マイクロ法人」。
給料を上げるより、税制度を理解し戦略的に生きることが、人生を逆転させる近道だと語ります。

この記事では、難解な税制度や法人の仕組みを超わかりやすく整理しながら、本書の核心を一気にまとめてお届けします。
知らなきゃ一生損するかもしれない「合法的に手取りを増やす方法」。ぜひ最後までご覧ください!

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感想(4件)

日本のサラリーマンは「現代の年貢農民」――その理由とは?

日本のサラリーマンは、働けば働くほど税金や社会保険料を引かれ、実際に手元に残るお金(=手取り)が驚くほど少なくなる構造の中で生きています。

たとえば、私たちが支払っている「税金」や「年金」「健康保険」などの公的な負担の合計割合は、現在**「国民負担率」46.2%**にものぼります。これは、稼いだお金のほぼ半分が国に吸い上げられているということを意味します。

さらに問題なのは、近年の物価上昇(インフレ)です。食料品や電気代などの生活費が高くなる一方で、サラリーマンの給料はほとんど増えていません。一部の業界では賃上げの動きも見られますが、多くの人にとっては「名目上の昇給」よりも「物価の上昇」の方が早く進み、実質的には貧しくなっているのが現状です。

このようにして、サラリーマンの可処分所得(自由に使えるお金)は年々減っており、実態としては「働いても働いても生活が楽にならない」状況に追い込まれています。

橘玲氏はこの状態を、かつての江戸時代の農民が収穫の半分を年貢として納めていた姿に重ね、「日本のサラリーマンは現代の農民である」と喝破します。つまり、現代の日本社会においても、私たちは国家という“領主”に対して、日々の労働で得た収穫(給与)の半分を差し出して生きているのです。


このような不公平な構造から抜け出すカギとして、本書が提案するのが「マイクロ法人の設立」です。次章では、どうしてマイクロ法人がサラリーマンの救いになるのかを詳しく解説していきます。

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感想(3件)

手取りを増やしたいなら「給料を上げる」より「マイクロ法人化」が効率的!

今の日本では、一生懸命働いても手取りが増えないという悩みを多くの人が抱えています。給料を上げるためにはスキルアップや転職、昇進などの努力が必要ですが、それには時間も労力もかかり、誰にでも実現できる方法ではありません。

しかし、同じ収入でも“税金の仕組み”を変えるだけで手取りを増やすことが可能なのです。
それが、橘玲氏が提唱する「マイクロ法人(小さな自分専用の会社)をつくる」という方法です。

たとえば年収が300万円の人でも、給与としてそのまま受け取るより、マイクロ法人を通して受け取ることで約90万円も手取りが増える可能性があると本書では説明されています。

これは、日本の税制度において「法人の方が個人より税率が低く、計算方法もシンプル」という現実を活かしたものです。

税の種類税率
個人の所得税最大45%(高所得者の場合)
マイクロ法人の法人税約18.5%(課税所得800万円以下の場合)

つまり、同じ300万円の収入でも、「個人」で受け取れば約半分が税金に消えるのに対して、「法人」として受け取れば、より低い税率で済み、しかもさまざまな支出を“経費”として控除できるのです。

しかも、法人の場合は経費の扱いが広く認められており、実質的に課税対象となる利益を小さく抑えることも可能です。結果として、法人税すらゼロにできるケースもあるのです。

このように、収入を増やさずとも「仕組みを変えるだけ」で手取りを大きく伸ばすことができるのが、マイクロ法人の最大の魅力なのです。

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サラリーマンは「自分の分」だけじゃない。

“他人の年金や医療費”まで負担させられている現実

日本の社会保障制度は一見「みんなで支え合う仕組み」に見えますが、実際はサラリーマンが不公平に多くの負担を背負わされている構造になっています。

どういうことかというと──
私たちが毎月給料から自動的に天引きされている「厚生年金保険料」や「健康保険料(組合健保や協会けんぽ)」の一部は、実は他人の年金や医療費の赤字を補填するために使われているのです。

たとえば、自営業者やフリーランスが加入する「国民年金」や「国民健康保険」は、高齢化や低所得者の増加によって財政が慢性的に赤字です。その赤字分を、現役のサラリーマンが払っている保険料で補っているという仕組みが裏で動いています。

この“見えない負担”は年々増えており、実際に保険料も上昇し続けています。

🔻たとえば年収600万円のサラリーマンの場合:

社会保険料の自己負担額(概算)
2010年約75万円
2025年約90万円

つまり、15年で年間約15万円も負担が増加している計算になります。給料が上がったとしても、その分保険料も上がっていくので、手取りはむしろ減っているケースすらあるのです。

しかも、増えた保険料によって将来の年金が増えるわけではありません。サラリーマンが払った分は、あくまで今困っている制度の“穴埋め”に使われているだけ。将来のリターンは確約されていません。

このように、日本のサラリーマンは「自分のための保険料」を超えて、「制度維持のための寄付」を強制されているような状態に置かれているのです。

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「法人化で得をする仕組み」がなぜ今も許されているのか?

その裏には“上級国民の都合”がある

「マイクロ法人をつくれば、税金も保険料も大幅に減らせる」――
そう聞くと、「そんなうまい話が本当に合法なの?」「すぐに制度が変えられて封じられるのでは?」と疑問に思う人もいるかもしれません。

でも、この“抜け道”が長年放置されてきた理由ははっきりしています。
それは、大企業や高級官僚といった“上級国民”が、この制度を当たり前のように使っているからです。

たとえば国家公務員には「出張日当(にっとう)」という制度があります。
これは、出張にかかった交通費や宿泊費とは別に、「出張中にかかる雑費」名目で、1泊あたり数万円が“無条件”で支給される仕組みです。領収書が不要で、使い道も問われません。

この制度は、法人にもそっくりそのまま使えます。
つまり、あなたがマイクロ法人をつくって自分を役員にすれば――
たとえば奥さんと一緒に旅行に行ったとしても、「出張」という名目にして出張規定を作っておけば、1人あたり1日3万円の“日当”を経費として合法的に計上することができるのです。

なぜ税務署がこれを問題にしないのか?
答えは簡単。税務署は財務省の下部組織であり、その財務省が自分たちの利益(=出張日当など)を守っている以上、この仕組みに手を出すことはできないのです。

つまり――
🟢 上級国民が得している制度は、下級国民にも開かれているが、気づいた人しか使えない。

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家族にも給料が払えて節税できる!?

マイクロ法人を使えば“家族の生活費”も経費になる仕組みとは

マイクロ法人を活用すると、自分の家族に給料を支払って節税することが合法的にできるようになります。

たとえば、奥さんをマイクロ法人の「役員」として登録し、年収96万円の役員報酬を支払うとどうなるか?

この場合、次のような**“二重のメリット”**が生まれます。


✅ メリット①:奥さんに税金がかからない

日本の税法では、年収が96万円以下であれば所得税や住民税がかからないというルールがあります。
つまり、奥さんはまったく税金を払わずに96万円を手にできるのです。


✅ メリット②:その給料を法人側で“経費”として処理できる

一方で、あなたのマイクロ法人側から見ると、その96万円は「役員報酬=人件費」として経費にできます。
これはどういう意味かというと、法人の利益(=課税対象)をその分減らせる=節税できるということです。


つまり、家庭の中でお金を移動させるだけで、家族は現金を受け取れ、会社は税金を減らせるという、「魔法のような節税法」が実現するのです。

ちなみに、これは個人事業主では難しいテクニックです。
個人の青色申告では、配偶者への給与を「専従者控除」として一部だけ控除できますが、手続きが煩雑で控除額も限定的。
法人化することで、経費として自由に組み込める範囲がグッと広がるのです。


これは合法でありながら非常にパワフルな節税方法。
「家族を会社に入れる」ことが、生活費の一部を“税金のかからない形で移転”する抜け道になるわけです。


なぜ“自営業”より“法人化”が圧倒的にお得なのか?

マイクロ法人がもたらす3つの大きな優位性

「それなら、法人なんて作らずにフリーランスや個人事業主としてやればいいのでは?」
そう思った方もいるかもしれません。しかし、実は**“自営業”と“法人化”では節税の自由度がまるで違う**のです。

マイクロ法人(=小さな自分の会社)には、自営業者にはない以下のような強力なメリットがあります。


✅ ① 経費にできる範囲が法人の方がずっと広い

個人事業主(自営業者)も経費を計上できますが、税務上は「生活費と業務費の境目」が厳しくチェックされるため、何でもかんでも経費にするのは難しいのが実情です。

一方、法人はビジネス上必要とされるものであれば、かなり幅広く経費として認められます
たとえば:

  • 家族への役員報酬
  • 出張手当(日当)
  • 法人名義の携帯・車・書籍・セミナー費用 など

経費を多く計上すれば、法人の利益を小さくでき、その分税金を減らせるという仕組みです。


✅ ② 社会保険への加入義務が“場合によって”免除される

法人は原則として社会保険(健康保険・厚生年金)への加入が義務ですが、従業員が「役員のみ(自分と配偶者だけ)」の場合、加入しなくても良いケースがあります。

この場合は、自営業者と同様に国民健康保険・国民年金を選ぶことができ、保険料を抑えやすいのです。


✅ ③ 役員報酬の金額を自分で決められる=保険料をコントロールできる

法人の「役員報酬」は、会社と自分との間で自由に設定できます
つまり、あえて年収を低く設定すれば、所得税や社会保険料を合法的に最小限に抑えることが可能になります。

しかも報酬が少ない分は、法人に利益として残し、経費を使いながら必要な支出を法人側で処理することもできるため、個人と法人の“ダブル節税”が実現します。


✔ ポイント

自営業も節税できる仕組みはありますが、**「法人化した方が税率が低く、ルールもゆるく、節税しやすい」というのが現実です。
特に、ある程度の収入(年300万円以上)があるなら、マイクロ法人化は
「知らなきゃ損する仕組み」**だと言えるでしょう。

📌 結論:

今のままサラリーマンを続けている限り、
私たちは「重すぎる税金」と「上がり続ける社会保険料」によって、一生搾取され続ける運命にあります。

給料が増えても、手取りはなかなか増えない――。
それは、税制度の仕組みが私たちに不利になるよう設計されているからです。

そんな不公平な構造から抜け出すための、唯一現実的で合法的な方法
それが、**「マイクロ法人を設立する」**ことです。

この方法は、すでに大企業の経営者や官僚など“上級国民”が当然のように使っている節税テクニック
今こそ私たち一般の庶民も、この“抜け道”を正しく知り、活用すべき時です。

知らないままで損し続けるのか。
それとも知って一歩を踏み出すのか。

人生の分かれ道は、あなたの選択にかかっています。

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