ビジネスパーソンが必ず読むべき一冊!!『時間最短化、成果最大化の法則』を要約してみた。

啓発

『時間を最小限にして、成果を最大限にする法則』 今回は、ビジネスパーソンが絶対に読むべき1冊、「時間を最小限にして、成果を最大限にする法則」という本について解説します。この本の結論は、タイトルが示すように、非常に短い時間で圧倒的な成果を出す方法、つまり成功者だけが知っている秘訣が記された1冊です。忙しい日々を送りながらも、しっかりと成果を出したいビジネスパーソンにとっては、まさに最適な本です。

この本の著者は、私が大変尊敬する北の達人コーポレーションの木下社長です。彼は、たった1万円の資金で自宅マンションから起業し、わずか15年で上場企業に成長させ、時価総額が1000億円を超えるまでに成功した経歴を持っています。まさに、「時間を最小限にして、成果を最大限にする」法則の体現者です。この本を紹介しないわけにはいきません。

本書には、時間を最小限にして、成果を最大限にする法則が合計45個記載されています。その中から、特に重要であると思われる5つのポイントを選び、以下の4つにまとめて解説します。

  1. 致命的な弱点に取り組む
  2. 10年かけて技術を磨く必要はない
  3. 成功者に近づきすぎない
  4. 今がチャンスと思っても、焦らず見送る

これらの4つのポイントは、木下社長独自の知見が詰まっており、非常に重要です。ですので、耳と目と鼻の穴をすべて開けて、じっくりと理解していただきたいと思います。それでは、解説を始めましょう。

致命的な弱点に取り組む

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まず、1つ目の重要ポイント「致命的な弱点に取り組む」について、これは非常に大切な要素です。これを理解できないと、あなたのビジネスパーソンとしての命運に関わる弱点が、次第に大きくなって最終的に破滅を招くかもしれません。自分の弱点くらい自分で把握していると思うかもしれませんが、それだけでは十分ではありません。実は、命運に関わるほどの致命的な弱点は、自分では気づいていないけれど他人には見えているものなのです。

この考え方は、心理学モデル「ジョハリの窓」に基づいています。このモデルは、自分視点と他人視点を軸にして4つの窓に分けられます。具体的には、左上の「開放の窓」は自分も他人も気づいていること、右上の「盲点の窓」は自分は気づいていないが他人が気づいていること、左下の「秘密の窓」は自分が気づいているが他人は気づいていないこと、そして右下の「未知の窓」は自分も他人も気づいていないことです。

特に重要なのは、「盲点の窓」にある弱点です。例えば、時間にルーズな性格を持っている場合、それが「開放の窓」にあれば問題ありません。自分も他人もその弱点に気づいているので、何らかの対策を考えることができます。しかし、「盲点の窓」にその弱点がある場合、他人はその弱点を認識していても、本人は気づかずに自分の行動を正当化し続けることになります。これは非常に危険です。

「盲点の窓」にある弱点に対処するためには、他人に自分の弱点を指摘してもらうことが大切です。信頼できる人にまずは自分の弱点を指摘してもらいましょう。その際、反論せず、素直に受け止めることが大事です。特に、自分では予想できなかった指摘には注意してください。

具体的に実践する場合、社内研修などで5〜6人のグループを作り、お互いの弱点を指摘しあうことが効果的です。もし、この方法を本格的に実施したい場合は、本書にその手法が詳しく書かれていますので、ぜひ手に取って読んでみてください。

このように、自分では気づかない「盲点の窓」にある弱点に対処することは、ビジネスパーソンとしての成長に非常に役立ちます。他人からの意見を素直に受け入れ、改善に努めることで、より優れたビジネスパーソンになることができるでしょう。最初の重要ポイント「致命的弱点に取り組む」を意識して、自分の成長を目指しましょう。

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10年も技を磨いている場合ではない

続いて、2つ目の重要ポイントは、「10年も技を磨いている場合ではない」ということです。我々は陶芸家や武道の達人ではなく、ビジネスパーソンです。ビジネスパーソンとして価値を高めるためには、一つのスキルを10年も20年も磨き続けることではなく、様々なスキルを身につけることが重要です。大半の職種のビジネススキル、例えば営業、ウェブマーケティング、経理、人事などは、真剣に取り組めば3年から5年である程度マスターできます。しかし、業務スキルは、さらに10年20年と続けても、大きな成長を見込むことは難しいです。

そこで、次にどんなスキルを身につけるべきかというと、以下の3つのスキルをこの順番で身につけてください。

  1. チームマネジメントスキル
  2. 困難な問題の解決スキル
  3. 仕組みを作るスキル

これらのスキルを身につけるのには、それぞれおおよそ5年ぐらいかかると思われますが、順番に身につけることで、ビジネスパーソンとしての価値が大幅に向上します。

具体的には、まず実務を3年から5年ぐらい経験し、業務スキルが身についてきたら、自分だけの業務だけでなく、チームメンバー全員の業務まで管理するチームマネジメントスキルを身につけます。マネジメントスキルが重要であることはよく言われますが、実際に実行できる人は少ないため、これを着実に実行できれば、出世できる可能性が高まります。

次に、困難な問題の解決スキルを身につけます。これは、あなたの上司や会社としても未だ遭遇したことのないレベルの難しい課題を解決するスキルです。経験値が役に立たないため、圧倒的な当事者意識が求められます。このスキルがあると、どんな会社でも、部長職などの限られたポストを任されるようになります。

最後に、仕組みを作るスキルを身につけます。これは、もはや突破力や問題解決スキルを必要とせず、厄介な問題が生まれることすらない、トラブルが起きにくい仕組みを構築するスキルです。このスキルを身につけると、トップオブトップとなり、役員やグループ企業の社長などのポストを任されるようになります。さらに、自ら起業しても成功する可能性が高まるため、トップオブビジネスパーソンに君臨することができます。

これらの3つのスキルを順番に身につけることで、ビジネスパーソンとしての価値を高め、出世の道を切り開くことができるでしょう。スキルを磨くだけでなく、他の人にも影響を与えるリーダーシップやコミュニケーション能力も重要ですので、常に向上心を持って取り組んでください。

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成功者に近づきすぎない

3つ目の重要ポイントは、「成功者に近づきすぎない」ということです。ビジネスパーソンとして成長するためには、誰と過ごし、何を話すかが非常に大切だとされています。しかし、成功者に近づきすぎることも避けるべきです。

成功者に近づけば近づくほど良いと考えるかもしれませんが、実際にはどんなビジネスの成功者でも、本当にすごい部分はその人のたった2割の部分だけです。残りの8割、特にプライベートに関する部分は一般の人々と変わらないことが多いです。しかし、成功者に近づきすぎて、その8割の普通な部分を目の当たりにした人は、「意外と大したことない」と油断してしまうことがあります。

例えば、伝説的経営者の子供がそのまま2代目社長になったパターンがほとんどうまくいかないのは、家族が近すぎるために成功者のすごい部分だけでなく、普通な部分も見てしまうからです。成功を受け継ぐ家族は、幼少期から身内でも敬語を使うなど、一定の距離感を保つよう訓練されていることが多いです。

つまり、尊敬できる成功者を見つけたら、逆に近づきすぎないようにしましょう。実際に、木下社長自身が、サラリーマン時代に成功者に近づきすぎて、その普通な部分を見てしまい、経営を舐めてしまったことで痛い目を見たという経験があります。

成功者のすごい2割の部分だけを学ぶためには、その人の本を読んだり、セミナーに参加するだけで十分です。その成功者の残りの8割まで全てを吸収しようとする必要はなく、参考になると思える2割だけを吸収して、できるだけ早く自分なりの行動に移すことが何より大切です。

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今がチャンスと言われるものは見送れ

4つ目の重要ポイントは、「今がチャンスと言われるものは見送れ」というものです。これは一過性のチャンスに手を出さないようにすることが大事であり、ブームやトレンドに乗るのではなく、長期的な視点でビジネスを展開することが重要だと言われています。ブームやトレンドに乗ると一時的には盛り上がりを見せますが、それが終わるとすぐにゼロに戻ってしまい、ビジネス上の資産が積み上がらなくなるからです。

特に30代になったビジネスパーソンは、今がチャンスと謳われるものに手を出さず、むしろ必要性が高く、長期的な視点で展開できるビジネスに集中することが近道だと考えられます。20代のうちはトレンドに乗ることで経験値を貯める意味があるかもしれませんが、30代になると本番であり、人生で最も大きな成果を上げるべき時期です。

まとめ

今回は、「時間最短化成果最大化の法則」について解説しましたが、本書には全部で45個の法則が書かれています。今回はそのうちの4つのポイントを紹介しましたが、他の法則についてもぜひ手に取って読んでみてください。

木下社長は、現場の感覚を持ちながらも経営者としての視点を持っているので、その独特な視点から学ぶことができます。ぜひ彼の考え方を参考にし、自分のビジネスやキャリアに活かしてみてください。

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