ストレス社会を生き抜く!!テストステロン著「 心を壊さない生き方」を要約してみた!

健康

今回は、テストステロンさんの「心を壊さない生き方」を軸に、超ストレス社会で健全なメンタルを保つための方策について解説します。驚くことに、今回は筋トレの話題を一旦脇に置き、人間のメンタルヘルスに注目します。

現代社会はストレスが溢れており、心の健康についての知識を持つことは、素手で戦場に立つような状況とも比喩できます。テストステロンさんのソーシャルメディアでも、毎日のように「生きているのがつらい」といった心の悩みが寄せられています。この厳しい現実に直面し、テストステロンさんはメンタルヘルスについての啓発を決意したのです。

本ブログでは、テストステロンさんが共同作成したこの重要な本の要約を提供します。その内容は、誰もが理解でき、しかも興味深く読めるよう工夫されています。さらに、共同制作者である精神科医・岡先生の医学的根拠に基づく情報も含まれていますので、安心してご覧いただけます。

今回は以下の内容について取り上げます:

  1. 予防の重要性
  2. 食事の影響
  3. 睡眠の重要性
  4. 運動とメンタルヘルス

それでは早速、この興味深いトピックに触れてみましょう。

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予防 is king

まず初めに重要なテーマについて説明しましょう。この本の中心的なメッセージは「予防 is king」、つまり予防が全てである、ということです。我々は心と体を保護する最良の生活習慣を身につけるべきだ、と強く提言しています。

どの分野においても、最もコストパフォーマンスが高いのは治療ではなく予防です。そして、食事、睡眠、運動に関する正しい知識を身につけること以上に効果的な予防策は存在しません。食事、睡眠、運動は心と身体の健康を支える基盤となります。この3つが不安定だと、メンタルの健康も自然と悪化します。

食事、睡眠、運動の重要性は当然のことかもしれませんが、これらを実際に適切に管理している人は数少ないです。そこで、テストステロンさんの熱心なメッセージを通じて、再度これらの生活習慣を身につける努力を始めてみてはいかがでしょうか。

あなたが永遠に生きるつもりであれ、食事をしっかりと管理し、睡眠時間をどんな事があっても確保し、そして運動を欠かさないでください。これらは健康的な生活を送る上での非常に重要な要素です。

さて、これらの要素の中でも最初に食事について詳しく見ていきましょう。

食事

食事に関する重要な要素を列挙し、それぞれ詳しく解説します。以下が主要なポイントです:

  1. 適正体重(BMIが18.5~25)を保つ
  2. 体脂肪率を標準範囲内に保つ(男性は14%~24%、女性は21%~31%)
  3. タンパク質の摂取量を増やす(特に糖質や脂質中心の食生活を送っている人)
  4. 生の野菜や果物を1日400g摂取する

まず、適正体重についてですが、BMIが18.5から25の範囲にある人はうつ病になる確率が低いというデータがあります。逆に、体重が適正範囲から外れると、うつ病を患う可能性が高まります。したがって、自分のBMIを常に把握し、その数値を18.5から25の範囲内に保つことが重要です。

次に、体脂肪率についてですが、体脂肪率とうつ病のリスクとの間に関連性が示唆されています。体脂肪を減らすことで、うつ病のリスクを低減することが可能です。しかし、体脂肪が少なすぎると免疫力が低下するなどの問題が出てきます。したがって、男性は14%から24%、女性は21%から31%という標準範囲内に体脂肪率を保つことが推奨されます。

次に、タンパク質の摂取についてですが、タンパク質は空腹感を抑制する効果があるという仮説が存在します。これを「プロテインレバレッジ仮説」といいます。タンパク質の摂取量を増やすことで、過度な食欲を抑制し、過食を防ぐことが可能です。日本人の食事は糖質中心で、タンパク質が不足しがちな傾向にあります。そのため、糖質や脂質中心の食生活を送っている人は、体重の0.8から2倍のタンパク質を意識して摂取することをお勧めします。

最後に、野菜や果物についてですが、これらを適量摂取することで幸福感を高め、楽観主義になり、自己効力感が向上し、心理的な苦痛を軽減するというデータがあります。ただし、缶詰のフルーツや野菜ではなく、生のものを摂取することが重要です。具体的には、1日に400gの生の野菜や果物を目指しましょう。

これらをまとめると、食事について意識するべき4つの要素は次のとおりです:

  1. 適正体重(BMIが18.5~25)を保つ
  2. 体脂肪率を標準範囲内に保つ(男性は14%~24%、女性は21%~31%)
  3. タンパク質の摂取を増やす(特に糖質や脂質中心の食生活を送っている人、目安は体重の0.8~2倍)
  4. 生の野菜や果物を1日400g摂取する

睡眠

まず、どなたでも最低7時間は睡眠をとるようにしてください。睡眠は非常に重要な役割を果たします。

著名な研究者たちも、睡眠が健康維持において金銭にも匹敵するほど重要であると指摘しています。残念なことに、日本人の平均睡眠時間は先進国の中で最も短いのが現状です。睡眠不足は様々なネガティブな影響を及ぼします。

具体的には、病気のリスクを増加させ、集中力と生産性を大幅に低下させ、ホルモンバランスを乱すなど、睡眠不足がもたらすデメリットは枚挙にいとまがありません。多くの文献でも、睡眠不足は絶対に避けるべきだと書かれています。

WHOの報告によれば、大人は一晩で平均して8時間の睡眠が必要とされています。しかし、現実には、仕事や学校などの生活リズムを考慮すると、これを達成するのは難しいです。そこで、少なくとも7時間の睡眠時間を確保していただきたいと思います。

次に、一年を通して同じ時間に就寝し、同じ時間に起床することの重要性について説明します。単に睡眠時間を確保するだけでなく、寝る時間と起きる時間を一定にすることが大切です。しかし、これは実際には非常に難しいことです。特に休日はついつい遅くまで寝てしまうことがありますが、これが非常に良くない習慣とされています。

平日と休日で睡眠のリズムが乱れることを、「社会的時差ぼけ」と呼びます。この「社会的時差ぼけ」が、現代の睡眠問題の一因とされています。つまり、平日は仕事や学校の都合で一定の睡眠時間を保つ一方、休日は制約がなく、ついつい遅くまで寝てしまったり、寝坊してしまったりします。その結果、一週間のうちに睡眠のリズムが乱れると、それはまるで異なる時間帯の国に行き、時差ぼけを経験しているかのような状態になります。

このリズムが崩れると、次の週の月曜日や火曜日に強い眠気や疲労感を感じやすくなるとされています。したがって、毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きるという習慣を身につけることで、入眠がしやすくなったり、睡眠の質が上がったり、朝の目覚めがよくなる可能性があります。つまり、平日も休日も常に同じ時間にベッドに入り、同じ時間に起きるという生活リズムを保つことが重要なのです。

運動と睡眠のまとめ

以睡眠と運動に関する重要なポイントを具体的に解説します。

  1. 最低でも7時間の睡眠をとること。
  2. 一年を通じて、同じ時間に就寝し、同じ時間に起床すること。
  3. 自分が楽しむことができる運動習慣を見つけること。
  4. 週に3回、各回30分の運動を目指すこと。

運動について、特に強調すべきは、運動とメンタルヘルスの間には密接な関連性があるという点です。運動を定期的に行っている人々は、運動を行っていない人々と比べて、精神的に健康な日が約40%も多いという研究結果があります。

何をするかは個々人の好みやライフスタイルによるところが大きいですが、基本的には自分が楽しめるスポーツやエクササイズを、同じくそれを楽しむことができる人たちと一緒に行うことが最も効果的だと言えます。運動は楽しむことが重要で、運動自体がストレス源になってしまうと、その効果が半減してしまいます。

また、運動時間が6時間を超えると、メンタルヘルスが逆に悪化する可能性があるという研究結果も存在します。つまり、何事も適度なバランスが大切です。

したがって、適度な時間を掛けて好きなスポーツを楽しむことをお勧めします。具体的には、筋トレや有酸素運動など、自分がストレスなく継続できる運動を選び、週に3回、各回30分の運動を目指すことが理想的です。運動を楽しむことで、体力を維持しつつストレスを軽減し、良好なメンタルヘルスを維持することが可能となります。

メンタルヘルスに、どのような運動が良いのか?

以下の2点について、詳しく解説します。それは、メンタルヘルスに有酸素運動がよいのか、それとも筋トレがよいのか、という問いについてです。結論から申し上げますと、どちらもメンタルヘルスに良い影響を与えます。特に最も効果的なのは、有酸素運動と筋トレを組み合わせて行う場合です。たとえば、一週間のうち数日は有酸素運動をし、残りの日は筋トレを行うというように計画すると、それぞれの運動の利点を最大限に活用することができます。

いずれにせよ、有酸素運動も筋トレも、メンタルヘルスに良い影響を及ぼすため、自分が続けられる、楽しめる方法を選ぶことが重要です。

次に、不安感の強い人ほど運動をするべきだという研究結果についてお話します。うつ病の薬の効果と比較した研究によれば、週3回、30分間、全力の70%から85%の強度でウォーキングやジョギングを行うと、薬と同等のうつ病対策効果があったとのことです。これは非常に驚くべき事実で、うつ病に対して運動が薬と同じくらいの効果を持つという結果を示しています。

これは信じがたいかもしれませんが、これはハーバード大学の教授が書いた『健康の正解』という本にも書かれています。つまり、メンタルの不調が大きいほど運動を始めるべきだということです。

しかし、運動習慣がまだない方が、いきなり運動を始めて継続するのは難しいかもしれません。そこで、最初は自分の出来る範囲の運動から始めることをお勧めします。例えば、家の周りを散歩するなどの軽い運動から始めても良いでしょう。慣れてきたら、最終的には週3回、30分ほどの運動習慣を身に付けることを目指すと良いでしょう。

特にメンタルに不調を感じている人は、外に出ること自体が億劫に感じられるかもしれません。しかし、自分の足で一歩踏み出し、家の周りを散歩するだけでも良いのです。その一歩を踏み出すことが最初の大切なステップです。

最後に、運動のまとめとして以下の3点をお勧めします:

  1. 好きなスポーツを選び、有酸素運動と筋トレをバランスよく行うこと。
  2. ストレスフリーな運動習慣を見つけること。
  3. 週3回、30分の運動習慣を身につけることを目指すこと。

最後に、運動とメンタルヘルスについての具体的な対策が書かれている本を読むことで、更に自身のモチベーションを高めていくこともお勧めします。特に、ハーバード大学の教授が書いた『健康の正解』は非常に有益な情報が詰まっていますので、気になる方はぜひ読んでみてください。

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