【要約】独学で英語を話せるようになった人がやっていること【中林くみこ】

本要約

英語が話せたら、もっと世界が広がるのに——そう思ったことはありませんか?
でも実際には、英会話スクールに通っても挫折してしまったり、参考書を買っても続かなかったり…。そんな悩みを解決してくれるのが、カナダで語学学校を設立し、5000人以上を指導してきた中林くみこさんの著書『独学で英語を話せるようになった人がやっていること』です。

本記事では、英語を「独学」でマスターするための具体的なステップと、誰でも今日から始められる実践法をわかりやすくまとめました。
英語が話せるようになるカギは、意外にも「引きこもること」だった!?

1. 英語学習が伸び悩む本当の原因は「インプット不足」にある

多くの人が「英語を話せるようになるには、たくさん話す練習をしなきゃ」と思いがちです。確かにアウトプット(会話やスピーキング)の練習は大切ですが、それ以上に重要なのが**「インプット」=英語を大量に聞いて、読んで、頭の中に英語の材料を蓄えること」**です。

英語がうまく話せない人の多くは、そもそも耳や目から入ってくる英語の量が圧倒的に足りていません。これはちょうど、材料の少ない冷蔵庫で料理を作ろうとするようなもの。言いたいことがあっても、それを表現するための言葉が頭の中にストックされていなければ、口から出てくるはずがないのです。

著者の中林さんも、「英語が話せないのは才能や根性の問題ではなく、単純に“インプットの量が不足している”だけ」と語っています。
つまり、英語力を伸ばすには、まず**“話す前に、たっぷり英語を浴びる”ことが最優先**なのです。

2.効率的なインプット法:3つの柱

では、どうすれば英語の「インプット量」を効果的に増やしていけるのか?
中林さんは、自身の経験と5000人以上への指導から導き出した、3つの実践的なインプット法を紹介しています。


① 海外ドラマを「英語音声 × 英語字幕」で観る

英語学習において、海外ドラマは最強の教材です。
その理由は、リアルな会話表現・自然なスピード・感情のニュアンスなど、教科書では学べない“生きた英語”を大量にインプットできるからです。

ただし、聞き流すだけでは効果はありません
大事なのは、「音声を耳で聞きながら、字幕を目で追う」こと。音と文字情報を一致させることで、脳内で英語がしっかり定着していきます。

また、出てくる単語をすべて理解しようとする必要はありません。
7〜8割の理解で十分。意味の分からない単語は気にしすぎず、まずはドラマそのものを楽しむことが継続のコツです。

おすすめアプリ:Language Reactor
NetflixやYouTubeに英語+日本語の字幕を同時表示でき、分からない表現をすぐに確認できます。


② 英語の本(洋書)や翻訳漫画を読む

読むインプットも欠かせません。特に英語で書かれた本(洋書)には、語彙力や文の構造を自然と身につけられるメリットがあります。

初心者におすすめなのは、小説よりもビジネス書英語に翻訳された日本の漫画
なじみのあるストーリーなら、意味が推測しやすく、楽しみながら読み進めることができます。

おすすめアプリ:Langaku(ランガク)
人気漫画(ワンピース・鬼滅の刃など)を英語で読めるアプリ。日本語と英語の表示比率も調整可能なので、レベルに応じた学習ができます。

📅 1日30分の読書でもOK。大事なのは「毎日少しでも続けること」です。


③ よく使うフレーズを「丸ごと覚える」

英語を話すとき、「主語+動詞+目的語…」と文法を頭で組み立てていたら、会話が止まってしまいます。
だからこそ、よく使われるフレーズをそのまま“呪文”のように丸暗記するのが効果的です。

例えば、「Can I have a coffee, please?」という表現を、「飲み物を注文する時の定型フレーズ」として覚えておけば、即座に口から出せるようになります。

応用も簡単で、「coffee」を「cola」や「tea」に変えるだけで、様々なシーンに対応できます。
こうした「型のある表現」をストックしておくことで、会話のテンポに乗れるようになり、実践で強くなれるのです。


英語は“知識”ではなく“慣れ”です。
毎日コツコツ、楽しく英語を浴びる習慣を持つことが、話せるようになる最短ルートです。

3. 継続のカギは「楽しむこと」にある

英語学習で最も大きな壁は、「続かないこと」。
どれだけ優れた教材や学習法があっても、退屈だったりストレスを感じたりすれば、人は長く続けられません

そこで著者・中林さんが強く勧めているのが、「楽しさファースト」で学ぶという姿勢です。
つまり、英語を“勉強”と捉えるのではなく、「趣味の延長」や「娯楽の手段」として取り入れることが、継続の秘訣だということ。

たとえば英語のリスニングなら、無理に教材CDを聞くのではなく、自分がワクワクできる海外ドラマや映画を英語で楽しむほうが、何倍も集中できますし、自然と継続できるようになります。

📺 おすすめの海外ドラマ例:

  • 『フレンズ』:日常会話が豊富でテンポも良く、初心者向け。
  • 『イカゲーム』:話題性があり、映像もインパクト抜群。
  • 『アーケイン』:英語がやや高度だが、ストーリーと世界観が魅力的で没入感あり。

「これ面白そう!」と思える作品であれば、字幕を追うのも苦じゃないし、英語を吸収するスピードも自然と上がるのです。


📌 POINT:
英語を話せるようになる人は、例外なく「英語を楽しんでいる人」。
逆に、つまらないと感じた瞬間から、学習は止まってしまいます。

だからこそ、まずは自分が夢中になれる作品や本を“英語で”楽しむことから始めてみましょう。
「好きこそ物の上手なれ」は、英語学習にもぴったり当てはまります。

4. アウトプットにはAIをフル活用しよう

英語を話せるようになるには、インプット(読む・聞く)だけでなく、アウトプット(話す・書く)も必要不可欠です。
ただ、いきなり英会話教室に通ったり、外国人と話すのはハードルが高いと感じる人も多いはず。

そこでおすすめなのが、AI(人工知能)を使ったアウトプット練習です。


✅ たとえば、こんな使い方ができます:

  • 英語日記を書いてChatGPTに添削してもらう
    →「今日はこんな1日だった」と書いて、「もっと自然な英語に直してください」と入力すれば、正しい表現に直してくれます。
  • 英語での会話練習をChatGPTと行う
    → 自分が“旅行中の観光客”や“カフェの店員”などの設定で話しかければ、自然な英会話の練習ができます。
    緊張せず、何度でも失敗できるのがAIの強みです。
  • 英語の疑問をその場で解決
    → 「この単語ってどんな意味?」「この表現、合ってる?」といった疑問も、辞書を引くより素早く、丁寧に教えてくれます。

📌 なぜAIが優れているのか?

  • スピードが早い:知りたいことをすぐに確認できる
  • コストが安い(無料でもOK):英会話スクールの月謝と比べると圧倒的に経済的
  • 何度でも練習できる:失敗しても恥ずかしくないから、繰り返し練習しやすい

著者いわく、**「AIを使うかどうかで英語習得のスピードは倍以上違ってくる」**とのこと。
もし今から英語をやり直すとしたら、「かける時間は半分で済む」と断言するほど、AIは英語学習を劇的に効率化してくれます。


今の時代、英語学習者にとってAIは「最強の味方」です。
うまく活用すれば、あなたの英語力はぐんぐん伸びていくはずです。

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5. 最後に:「英語を使うリアルな場面」を意識的に作る

英語の勉強をどれだけ頑張っても、「実際に使う機会がない」と感じている人は多いのではないでしょうか?
でも、英語力を本当に伸ばしたいなら、“使う場面”を意識的に作ることがとても大切です。

なぜなら、英語はあくまで「コミュニケーションの道具」。
机の上で勉強するだけでは、モチベーションが続かなくなってしまいます。


✅ 英語を使うシーンの例:

  • 海外旅行で現地の人に話しかけてみる
  • 英語でSNS(X、Instagram、YouTube)発信をしてみる
  • 海外のゲーム・イベント・映画について英語でコメントしてみる
  • 外国人の友人を作って、月1回だけ英語チャットをしてみる
  • 英語でカフェの注文をしてみる(スタバなどでもOK)

たとえ年に1回の機会でも、リアルで英語を使う場面があると、学んだことが定着しやすくなり、モチベーションが爆発的に高まります

うまく伝えられなくても大丈夫。むしろそれが最高の“気づき”になり、次の学習への意欲につながります。

まるで、研いだ刀を一度振ってみるような感覚です。誰にも見せなくてもいい。「あ、自分の英語が伝わった!」という小さな成功体験が、あなたの学習を後押ししてくれます。


📌 まとめると:
英語学習を“生活の中に出番を作ってあげる”ことが、独学を成功させる最後のピースで


📌 終わりに

英語を話せるようになるために必要なのは、才能や特別な環境ではありません。
「独学 × インプット中心 × AI活用 × 楽しむ」というシンプルな組み合わせこそが、最も効率的で再現性の高い学習法です。

実際に英語を自在に話せる人たちは、毎日ほんの少しでも“自分に合った方法”で英語に触れる習慣を続けているだけ
無理に頑張る必要はありません。
あなたの好きなドラマ、好きな本、好きな世界を英語で楽しむ——それが、英語習得へのいちばん自然で、確かな近道です。

今日から、あなたも“楽しむ独学”を始めてみませんか?

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