【要約】「また会いたい」と思われる人「二度目はない」と思われる人【中谷彰宏】
今回のブログ記事では、ビジネス書から小説まで1000冊以上の著書を持つ人気作家、中谷彰宏さんの魅力的な作品「また会いたいと思われる人、二度目はないと思われる人」を取り上げ、その法則と内容を深堀りしていきたいと思います。
この本のテーマは一言で言うと、「どうすれば他人から再度会いたいと思われる人間になれるのか?」というものです。仕事やプライベートの場で「一度だけの出会い」が多いのは、皆さんも経験済みではないでしょうか。私自身も仕事上での「二度目の会合」がなかったり、デートに誘った女性に二度と会わない意向を示されたことがあります。こうした経験から、「一度だけの出会い」に終わってしまうのは何故なのか、そしてどうすれば「再度会いたい」と思われる存在になれるのかという問いに、本書は示唆に富んだ答えを提供しています。
具体的な事例をもとに、再度会いたいと思われる人と一度きりの出会いに終わってしまう人の違いを解説してくれるこの本。本記事を通じて、その要点をしっかりと把握し、自身の行動や思考に活かせるような知識を皆様にお伝えできれば幸いです。さあ、一緒に中谷さんの視点を学び、自分自身を成長させていきましょう!
出会いは、1回会って2回目に会うまでが勝負です。
「何かあったらぜひ」ではなく「こういうことをしましょう」と
具体的に提案することが大切なのです。
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出会いの初回を大切にする
一つ目のポイントとして挙げたいのは、「出会いの初回を大切にする」ということです。初めて出会った人とは、その後再び会う機会があるか、あるいは二度と顔を合わせないのか、大抵はこのどちらかのパターンになります。この瞬間が大切なのは、もし相手と何かしらの関係を築きたいと考えているのであれば、再会を望まれる存在になるべきだからです。つまり、最初の出会いを疎かにすると、次に会う機会が生まれにくいです。
例えば、「また機会があれば一緒に仕事をしましょう」や「何か仕事があればお願いします」と言ってしまう人は、その機会が永遠に訪れないことを意識していないのです。これは、言わば「二度と会わない」というフラグを立てているようなもの。自分から考えてみても、そのような言葉を使ったあとで、実際に相手から連絡があった試しはないのではないでしょうか。
特にビジネスの場では、初回の出会いで印象に残る存在になるためには、会う前に具体的な企画を用意し、相手に「あなたと一緒にこれをやりたい」という意図を明確に伝えるべきです。もし、その出会いが一度きりである可能性があるならば、その場で積極的に提案をするべきです。
次のポイントとして、人との会話においては具体性を大切にしましょう。例えば、「ご出身はどちらですか?」という問いに対して、「関東です」と答える人と、「浅草です」と答える人がいたとします。前者の答えは具体性に欠け、それ以上の会話が生まれにくいのに対して、後者の答えは具体的であり、そこから会話を広げやすいのです。
そして、最後に「趣味は?」という質問に対する答え方も大切です。たとえば、「映画鑑賞」と一言で答えるよりも、「ジブリの映画が好き」や「ハリウッドのアクション映画が好き」と具体的に答えた方が、より深い会話が生まれやすいです。具体的な
答えは、相手に対して自分の心を開いている印象を与え、相手の共感を引き出しやすいのです。
以上のように、初回の出会いの重視と、具体的な会話の大切さを理解し、それらを実践することで、あなたも「また会いたい」と思われる人になれるでしょう。
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積極的に話しかけること
次に注意すべき点は、「積極的に話しかけること」です。よく、「出会いがない」と嘆いている人々の特徴として、他人から話しかけられるのを待っている傾向があります。飲み会や合コン、会社の懇親会やパーティー等で、彼らはたいてい自分の席に座って誰かが話しかけてくれるのを待っています。そして、誰も話しかけてこないとスマホを操作し始めるのです。しかし、これでは出会いの機会を逸してしまっているだけと言えます。
実際に成功している人々は、自分から他人に話しかける能力を持っています。この点を説明するために、松下幸之助氏のエピソードを紹介したいと思います。松下氏が京都駅で新幹線に乗るために待っているとき、偶然にも年下の大学教授と出会いました。二人は立ち話を交わした後、それぞれ別の車両に乗り込みました。しかし、教授が名古屋で降りると、驚いたことに、東京へ向かっていた松下氏がホームにいました。
教授が「あなたも名古屋までだったのですか?」と尋ねると、松下氏は「いえ、私は東京までです。ただ、先生に一言、お別れの挨拶をしたいと思い、ホームに降りてきました」と答えました。つまり、松下氏はただ別れの言葉を述べるために、新幹線から降りてきたのです。その教授は、自分から挨拶に行かなかったことを反省し、松下氏の謙虚さと誠実さに感銘を受けました。
このエピソードからわかるように、自分から話しかけることが大切なのです。自分から積極的に話しかけることによって、他人からも「また会いたい」と思われる人になれるでしょう。つまり、「誰も話しかけてくれない」という状況でスマホに逃げるのではなく、自分から積極的にコミュニケーションを取ることが重要なのです。
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競合他社の製品についても公正に評価する
次に重要な点は、自社製品だけでなく、競合他社の製品についても公正に評価することです。これは顧客との関係を築く上で非常に重要な要素です。例えば、あなたが車を購入しようとして、A社とB社を比較しているとします。A社の販売員が、「B社の車はまったくおすすめできません。我が社の車が最高です」と言う一方、B社の販売員が、「安全性においては我が社の車が優れていますが、燃費に関してはA社の車が優れています」と公平に比較を提供した場合、どちらから購入したいと思いますか?
多くの消費者は、自社製品のみを売り込もうとするA社よりも、公平な評価を提供するB社の方が信頼できると感じるでしょう。それは、製品の知識だけでなく、人間性においても信頼できるからです。これが、「何を買うか」よりも「誰から買うか」が重要な理由です。楽しい食事も、素晴らしい旅行も、一緒に過ごす人次第でその印象は大きく変わります。
次に、気配りが重要な要素となります。これは相手のニーズを想像し、それに応える能力を意味します。例えば、「大阪から東京までどうやって行くのが最善か?」という質問があった場合、新幹線を使えば速いですが、夜行バスを使えば安く済むという選択肢があります。一方で、ある人は時間を最優先に考えるかもしれませんし、別の人は費用を最も重視するかもしれません。そのため、相手の優先事項を理解し、それに適した答えを提供することが重要となります。
また、面倒なことを引き受けることも、他人に感謝や感動を感じさせ、再び会いたいと思わせる方法です。面倒くさいことは避けがちですが、それを進んで引き受けることで、相手に感謝され、信頼関係が深まるのです。宮崎駿監督も「世の中の大事なことって、大抵面
倒くさいんだよ」と言っています。面倒くさいことを避けるのではなく、積極的に取り組むことが、再会を望まれる人になる秘訣かもしれません。
大切な人との会話中にスマホを気にすることの問題点
次に触れたいのは、大切な人との会話中にスマホを気にすることの問題点です。例えば、あなたが非常に重要なビジネスパートナーと会う機会を得たとしましょう。相手があなたに話している最中に、あなたのスマホからLINEの通知音が鳴ったとします。この行為は大いなる失敗とされます。あなたがなぜスマホの電源を切らなかったのか、あるいはなぜ少なくともサイレントモードにしなかったのか、その理由が問われます。
そして、あなたがバイブレーションモードではダメなのかと問うと、それは中断された会話の流れや壊れた集中力が、場の雰囲気を大きく損なうからです。また、重要な瞬間には、どうでもいいLINEメッセージがたくさん送られてくることがよくあります。
ここで重要なのは、スマホが鳴ること自体が問題なのではなく、会話の時間を尊重していないことが問題となる点です。それは相手にも通じ、相手はあなたが会話を重視していないと感じてしまいます。例えば、トイレに行くふりをしてスマホをチェックする行為も同じです。これは仕事の場だけでなく、プライベートでも同じです。
例えば、あなたが誰かと食事をしているときにその人がスマホをチェックしたり、トイレに行ったままなかなか戻ってこないのは、あなたとの時間を重視していない証拠です。
待ち合わせ時間に遅れてきた相手に対する対応
次に議論する点は、待ち合わせ時間に遅れてきた相手に対する対応についてです。人々は一般的に、遅刻した相手が謝罪すると「大丈夫ですよ」と返答します。この反応は間違ってはいないのですが、遅刻した相手はすでに気まずさを感じています。それに対して「大丈夫」と言われると、相手に大目に見てもらっているか、遅刻したことにより何らかの「負債」を負ったように感じます。
このような状況が続くと、遅刻された側は全然気にしていないかもしれませんが、遅刻した側は気まずさを感じ、無意識にその人との距離を取りたくなる可能性があります。これは、自分が遅れたときに相手に負担をかけたと感じるためです。
そこで、遅刻した相手に対しては「大丈夫」ではなく、「お忙しい中、急いで来てくださってありがとうございます」という感謝の意を示すことを提案します。この表現は、遅刻した相手が忙しい中で急いで来てくれたことを認識し、それを評価するものです。このように反応すると、相手は自分の遅刻に対する負い目から解放され、あなたが自分の忙しさを理解してくれる人だと感じるでしょう。
同じく、飲み会などで早く帰る人に対しても、「もう帰るの?」と言うのではなく、「忙しい中、顔を出してくれてありがとう」と感謝の言葉を述べることが重要です。このような心の余裕がある対応は、相手から親切で思いやりがあると感じられ、再度会いたいと思われる可能性が高まります。
出会いの貴重さ
「出会いの貴重さ」についてです。よく言われることですが、人々が再度会いたいと思う人とは、その人が出会いの価値を理解し、それを尊重している人だと言えます。一期一会の精神、つまり一生に一度きりの出会いかもしれないという認識で人と接することが重要です。
多くの人々は、「次にまた会えるだろう」と思いがちですが、その結果、本当に再会したい人とは再会できなくなったり、あいまいな約束のまま連絡が途絶え、一生再会することなく時間が過ぎてしまいます。
出会いは、無限に広がる砂漠で他人と出くわすようなものです。もしそのチャンスを逃すと、二度とその人と話す機会はないかもしれません。このような意識を持つことで、自然と一つ一つの出会いを大切にするようになります。
また、出会いがないと嘆いている人ほど、人との出会いの貴重さを十分に理解していないかもしれません。ビジネスでもプライベートでも、「この人とつながりたい」と感じたら、初対面から一期一会の精神で全力を尽くすべきです。
「断られたらどうしよう」とか、「次に会ったときに話そう」と受け身の姿勢でいると、拒否される前に二度と会うことはなくなるでしょう。
そうですね、今までたくさんの人と出会ってきたにもかかわらず、強いつながりを築けなかったのは、それぞれの出会いを大切にしてこなかったからかもしれません。しかし、これに気付けたなら、これからは出会いを大切にすることができるはずです。
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まとめ
最後に、今日学んだことを総括しましょう。
一度きりの出会いを尊重し、それぞれの会話に真摯に応えることの大切さを認識しました。また、想定外の挑戦、例えばライバル商品の推奨や他人のために面倒なことを引き受けるという行為が、実際には深い関係性を築く一助になることも理解しました。
そして何より、大切な人との時間を尊重し、その瞬間を最大限に活かすためにスマートフォンをオフにすることの重要性を学びました。同じく、相手が遅れた際には、急いで来てくれたことに感謝する姿勢が好印象を与えることも忘れてはいけません。
そして、一つ一つの出会いの貴重さを理解し、それを大切にすることが再度の出会いにつながる可能性を高めることになります。
これらの教訓から私自身も学びました。今までの私は、出会いがないと感じていたのではなく、実際は出会いを十分に活用できていなかったのかもしれません。しかし、今後は大切な人と会う時にはスマホをオフにし、全ての時間をその人と共有することに集中しようと思います。
特に、これから深い関係を築きたい人との出会いでは、それが一発勝負であると思い、受け身にならずに積極的に行動することが大切です。その結果、何度も再会するような深い関係が築けるでしょう。
私も皆さんと同じく、人々から再会したいと思われる人間になるために努力していきます。
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